無料の製品要求仕様書(PRD)テンプレート
課題、目標と対象外、ユーザーストーリー、優先度付きの要件表、成功指標、未解決の論点をまとめたPRDです。機能開発の前に、プロダクト・デザイン・エンジニアリングの認識をそろえられます。
内容
製品要求仕様書(PRD) グループ注文の割り勘払い 佐々木 理香(プロダクトマネージャー) · 注文体験チーム · 2026年10月5日更新 |
プロダクト | ごはんGO(フードデリバリーアプリ) |
作成者 | 佐々木 理香(プロダクトマネージャー) |
チーム | 注文体験チーム(デザイン:小林 健太、エンジニアリングリード:中村 大輔) |
ステータス | レビュー中 |
最終更新日 | 2026年10月5日 |
リリース目標 | バージョン8.4(2026年12月15日) |
課題
東京・大阪・福岡では、注文の18%がグループ注文で、その多くは職場のチームや友人どうしのランチです。現在は1人がまとめて支払い、あとから同僚にPayPayなどで精算をお願いしています。9月にグループ注文の幹事2,100人に行った調査では、61%が事後の集金を「面倒」または「とても面倒」と答え、23%がそのせいでグループ注文の回数が減ったと回答しました。グループ注文の平均単価は4,800円で、個人注文の1,500円を大きく上回るため、グループ注文を1件失うごとに売上への影響は小さくありません。
18% グループ注文が占める割合 | 61% 精算を面倒と感じる幹事の割合 | ¥4,800 グループ注文の平均単価(個人注文は¥1,500) |
目標
- グループ注文の参加者一人ひとりが、自分の注文分を決済時に支払えるようにする。
- リリース後3か月以内に、週あたりのグループ注文数を15%増やす。
- 割り勘払いを使ったグループでは、幹事の精算にかかる手間をゼロにする。
対象外
- 配達料・梱包料を任意の比率で分けること(バージョン1では均等割り)
- ゲストが使える決済手段を、QRコード決済と登録済みカード以外に広げること
- 店内飲食や席予約での割り勘
- 複数店舗にまたがるグループ注文
ユーザーストーリー
- 幹事として、グループ注文を始めるときに「各自で支払う」をオンにしたい。あとで集金しなくて済むようにするためです。
- ゲストとして、支払う前に、配達料や消費税の負担分を含めた自分の支払額を正確に知りたい。
- ゲストとして、2タップでQRコード決済を済ませ、すぐ仕事に戻りたい。
- 幹事として、誰が支払い済みかを確認し、未払いの人にリマインドを送りたい。注文が遅れないようにするためです。
- 幹事として、誰かの分を立て替えられるようにしたい。キャッシュレス決済を使っていない同僚も参加できるようにするためです。
要件
ID | 要件 | 優先度 |
|---|---|---|
R1 | 幹事はグループ注文の作成時に「幹事がまとめて支払う」か「各自で支払う」かを選べる | P0 |
R2 | 各ゲストには、自分の商品、その消費税、配達料・梱包料の均等割りを含む明細付きの負担額が表示される | P0 |
R3 | ゲストはグループ注文画面から、QRコード決済アプリの連携または登録済みカードで支払える | P0 |
R4 | 全員の支払いが完了するか、幹事が未払い分の立て替えを選んだときにのみ注文が確定する | P0 |
R5 | 幹事はメンバーごとの支払い状況をリアルタイムで確認し、リマインド通知を送れる | P1 |
R6 | 未払い分は15分で期限切れとなり、幹事に立て替えるか商品を削除するかを確認する | P1 |
R7 | 注文がキャンセルされた場合、各支払者の支払額に応じて返金する | P0 |
R8 | クーポンは注文全体に適用し、割引額を商品金額の比率で按分する | P2 |
R9 | 支払者ごとに適格請求書(インボイス)対応の領収書を発行する | P1 |
成功指標
指標 | 現状 | 目標(リリース3か月後) |
|---|---|---|
週あたりのグループ注文数 | 42,000件 | 48,300件(+15%) |
割り勘払いを利用したグループ注文の割合 | 0% | 40% |
決済時のグループ注文離脱率 | 14% | 10% |
割り勘払いの決済成功率 | なし | 97% |
グループ決済に関する週あたりの問い合わせ件数 | 380件 | 200件 |
デザインと技術に関するメモ
- デザイン:Figmaファイル「グループ注文 v3」に、幹事の設定画面、ゲストの負担額画面、支払い状況画面があります。
- 決済:各負担分は、1つの親注文に紐づく個別の決済として決済代行サービス上で作成します。注文は店舗に送る前に最大15分間保留します。
- 店舗には常に1件の注文と1回の入金が届くため、店舗向けパートナーアプリの変更は不要です。
未解決の論点
- ごはんGOのユーザーではないゲストも、Webリンクから支払えるようにするか。(担当:佐々木、10月20日までに決定)
- 15分の支払い待ちの間、店舗への注文を保留するか、金額の80%が支払われた時点で送るか。(担当:中村、調理時間のデータが必要)
- 割り勘注文のうち1品が品切れになった場合、一部返金をどう表示するか。(担当:小林)
- ゲスト向けのインボイス対応について、法務のレビューが必要か。(担当:佐々木、10月12日に経理と打ち合わせ)
その他のテンプレート
- プロジェクトキックオフ: なぜ取り組むのか、目標、範囲、フェーズ別のスケジュール、役割分担、リスク、進め方を共有し、全員の認識をそろえて始める10枚。サンプルのプロジェクト入り。
- タイムライン・ロードマップ: プロジェクトのスケジュールや製品ロードマップを、フェーズと四半期ごとに、マイルストーン、依存関係、次にやることとあわせて8枚で示します。サンプルのロードマップ入り。
- プロダクトロードマップ・レビュー: テーマ、今・次・その先、重視する指標、下したトレードオフ、チームに必要な支援をまとめた、四半期ごとのプロダクトロードマップ・レビューです。サンプル製品付き。
- 四半期OKR計画: 全社の目標(Objectives)、大きな数字で示す主要な成果(Key Results)、チームのOKR、進捗の追い方をまとめ、全員が追える四半期OKRを設定するスライドです。サンプル企業付き。
- ガントチャート: タスクの開始日と日数を入れると、8週間のタイムラインにバーが自動で描かれるガントチャートです。進捗の塗り分けと今日の線も表示されます。
- プロジェクト管理表: 担当者・優先度・ステータスをリストで選べるタスク管理表です。期限切れは赤で表示され、全体の進捗も自動で集計されます。
- 年間カレンダー: 西暦を変えるだけで12か月分が描き直される、印刷用の年間カレンダーです。どの年にも使え、週は月曜始まりです。